★巻き爪の病気と症状について

巻き爪(まきづめ)は陥入爪(かんにゅうづめ)とよばれることもあり、爪がそのまわりの皮膚の中に陥入して、炎症をおこします。先細りの靴を履いたり、深爪、小さい外傷がきっかけで発症することが多く、足の親指(母趾)に多いのが特徴です。
くりかえし足指を地面に押しつけていると爪が皮膚の下に陥入し、はじめは炎症だけですが、しだいに化膿したり浸出液が出て、肉芽と呼ばれる盛り上がりができます

★巻き爪の予防と治療について

軽い炎症だけの場合は、毎日の消毒、抗生物質の内服、あるいは幅広の靴を履くことによって症状が改善します。
しかし、明らかに爪の角や爪のとげが皮膚に食い込んでいる場合は、充分消毒したうえで、それらをはさみや特殊な爪切りで切除します。
うみがたまってきたり、肉芽が盛り上がっている場合は、局所麻酔をして切開し、うみをだしたり肉芽を切りのぞくことも必要で、その後、爪が皮膚に食い込んでいたところにガーゼを詰めて、処置をします。